飲食店を開業して成功をおさめるためには、お客様が自然と集まるような内装デザインが重要です。「また来たい」「友人にも紹介したい」と思ってもらえるような店舗設計ができると、人が人を呼び、多くのお客様がファンとなりお店を盛り上げてくれます。そんな飲食店の売上アップや顧客獲得にもつながる内装デザインのポイントとは一体何なのでしょうか。

エントランスは店舗の顔といっても過言ではないほど、重要な場所です。初めてのお客様は「どんなお店なのか･･･」という不安を抱えています。その不安を取り除くためにも、エントランスは店内が見えるような設計にしておきましょう。店内が見えるとお店の雰囲気も分かるため、お客様も安心して入りやすくなります。しかし、窓側や道路側の席は外からの視線が気になって落ち着けないお客様もいらっしゃいますので、植栽やディスプレイなどで目隠しをつくる工夫も大切です。また、お店のキャパシティに適した広さの確保も重要です。エントランス付近は人の出入りが多いため、繁忙期には混雑する可能性も考慮したつくりにしましょう。

飲食店の内装デザインを考える上で、座席の配置は重要なポイントとなります。限られた空間を賢く使うためには、お客様が周りを気にせずに食事や会話を楽しめるような配置を考える必要があります。たとえば、記念日や接待などのニーズが多い場合には、開放感のあるオープン空間よりも、個室や仕切りのある部屋をいくつか設けてお客様のニーズに応えられるような配置を実現しなければなりません。お客様が快適に過ごせることを大前提とした上で、座席の配置を決めていきます。

お客様が来店すると店内には人の流れが生まれます。人の流れをスムーズにするためには、綿密に動線を考える必要があります。料理をお客様のテーブルに届ける動線、お飲み物を入れて運ぶ動線、スタッフ同士が連携を取りやすい動線など、お客様に質の高いサービスを提供するためにも、効率の良い動線を確保しましょう。また、店内で生まれる人の流れはスタッフだけではありません。お客様が移動する動線を考えておくことも大切です。お化粧室への動線、ディスプレイへの動線、エントランスからテーブルまでの動線など、あらゆる動線をイメージしながら内装デザインを決めていきます。

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